パーヴォ・ヤルヴィ&NHK交響楽団、ヨーロッパ公演を成功に導いた『マーラー: 交響曲第6番「悲劇的」』リリース

cdjournal.com
4.02.2019




マーラー:交響曲第6番「悲劇的」 P.ヤルヴィ - NHKso. [SA-CDハイブリッドCD]
 パーヴォ・ヤルヴィ(Paavo Järvi)&NHK交響楽団(N響)が、ヨーロッパ公演のハイライト演目を収めた最新アルバム『マーラー: 交響曲第6番「悲劇的」』(SICC-19040 3,200円 + 税)を2月6日(水)にリリース。

 2017年2月、パーヴォとN響は初めてヨーロッパを訪れ、主要7都市を巡るツアーを開催。このコンビの相性の良さと、オーケストラとしての機能性の高さを聴衆に届けました。ベルリン、ロンドン、ケルン公演のプログラムに選ばれたのがマーラーの交響曲第6番「悲劇的」で、ツアーのハイライトとなりました。本作は、そのヨーロッパ・ツアーを前に、神奈川・横浜みなとみらいホールでライヴ録音されたアルバムです。

 N響は、日本のオーケストラ黎明期からマーラー作品を積極的に取り上げ、新交響楽団時代の1930年には近衛秀麿指揮で交響曲第4番を録音し、世界で初めてマーラーの交響曲を録音したオーケストラとなるなど、名実ともにマーラー演奏の伝統を築き上げています。定期公演の放送用ライヴからのディスク化はいくつか例があるものの、ディスクでの発売を前提としたマーラーの録音は、本作が1930年以来87年ぶりです。

 パーヴォはN響首席指揮者就任が発表されてから最初の定期公演(2015年2月)で交響曲第1番「巨人」を取り上げ、就任披露定期公演(2015年10月)では第2番「復活」を演奏。以来、第8番「一千人の交響曲」(2016年9月)、第3番(2016年10月)、本作の第6番「悲劇的」(2017年2・3月)、第7番「夜の歌」(2018年2月)、第4番(2018年9月)と、N響と、マーラー演奏を重ねています。なお本作は、第2楽章スケルツォ、第3楽章アンダンテの構成で演奏しています。

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